【レビュー】グルームヘイブンを徹底解説!驚異のボリュームと独創的カードバトルが生み出す究極の没入型ダンジョンクロールボードゲーム

ボードゲーム

こんにちは真夏です。今回は世界中のボードゲーマーたちから高い評価を受けている大作ボードゲーム「グルームヘイブン」について、実際に遊んでみた感想やゲーム内容の詳細を踏まえながら徹底的にレビューします。

グルームヘイブンはその圧倒的なコンポーネントの量、深い戦略性、そして物語性あふれる世界観によって、ボードゲームという枠を超えた“体験型ゲーム”としての地位を築いています。

この記事では、グルームヘイブンの魅力や注意点、遊ぶ際のアドバイスなどを詳しく紹介していきますので、購入を検討している方や興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

グルームヘイブンとは?その世界観と基本情報

出典元:BGG

グルームヘイブン(Gloomhaven)は、プレイヤーが傭兵となり様々な依頼を受けながらファンタジー世界を冒険していく協力型のダンジョンクロールボードゲームです。

1人から4人までプレイ可能で、ソロプレイにも対応しており、仲間と一緒に遊ぶのはもちろん一人でじっくり世界を探索することもできます。

ゲームの舞台は多彩なモンスターがひしめく広大な土地。プレイヤーは依頼をこなしながらキャラクターを成長させ新しい町やエリアを解放していきます。

  • ゲーム名:グルームヘイブン(Gloomhaven)
  • プレイ人数:1~4人
  • プレイ時間:30~120分(1シナリオあたり)
  • 対象年齢:14歳以上
  • 国内販売元:アークライト
  • 価格:完全日本語版 約33,000円(税込)

その壮大なスケールと物語の変化を取り込むレガシー要素により、プレイすればするほど世界にのめり込んでいける設計になっています。

圧倒されるコンポーネントとボリューム感

出典元:BGG

グルームヘイブンを語るうえで外せないのがその「とにかく多い」コンポーネントです。箱を開けた瞬間まるで宝箱を開けたような感覚になることでしょう。

中には100以上のシナリオを収録した冊子、数百枚に及ぶトークン、200種類を超えるアイテムカード、キャラクター専用カード、精巧なフィギュアなどがぎっしりと詰まっています。

その量は初めてプレイする際にセットアップだけで1時間以上かかることもあるほど。しっかりと収納方法を整えることが快適なプレイの第一歩となります。

  • 100以上のシナリオが用意されたキャンペーン
  • 700枚以上の地形タイル、モンスター用トークン
  • 150枚以上のイベントカード、200種類以上のアイテムカード
  • 17種のキャラクタークラス(中にはプレイで開放される秘密のクラスも)

視覚的な美しさも特筆すべき点です。キャラクターやモンスターのアートワークは非常に精密で、ダークファンタジーの世界観が隅々まで表現されています。

カードベースで展開される革新的な戦闘システム

出典元:BGG(画像は英語版)

グルームヘイブンの戦闘では、一般的なボードゲームで多く使われる「ダイス」ではなくカードを使ったシステムが採用されています。

プレイヤーは自分の手札から2枚のカードを選び、一方の上部アクション、もう一方の下部アクションを組み合わせて戦略的に行動します。カードには「移動」「攻撃」「特殊能力」などがあり、選択肢の幅が非常に広く毎ターンが脳トレのようです。

さらにカード中央の「イニシアチブ値」で行動順が決まり、戦況の読み合いも重要になります。攻撃時には修正カードをドローしてダメージの増減が決定するため、完全に運任せというわけではなく計画的なプレイが求められます。

これによりプレイするたびに異なる戦術が生まれ、プレイヤーごとの個性や判断が結果に直結する奥深いゲーム体験が可能になります。

レガシー要素が生む継続的な没入感

グルームヘイブンは「レガシーゲーム」と呼ばれるジャンルのひとつでもあります。プレイするたびにゲームの状態が変化し以前の選択や成果が次回以降に影響を及ぼすのが特徴です。

たとえばゲーム内で「新たな町を発見した」「あるキャラクターが引退した」などの出来事が起こると、ボードにシールを貼ったり、専用の封筒を開封したりと、現実のゲームに直接変化が生じます。

このようにしてプレイするたびに「自分たちだけの物語」が紡がれていくため、他のグループでは絶対に同じ体験にはなりません。キャンペーンは何十時間にも及びますがそのすべてがプレイヤーの選択によって彩られます。

実際に遊んで感じたグルームヘイブンの魅力と注意点

◎グルームヘイブンの良い点

  • 圧倒的な戦略性:ダイスに頼らず手札の管理と判断力が鍵を握る戦闘。
  • 壮大な物語:キャラクターの成長と世界の変化がリンクしていてまるで一冊のファンタジー小説のよう。
  • 高い再遊戯性:キャラ、シナリオ、選択肢の豊富さで何度も楽しめる。
  • 美しいコンポーネント:アートワークとフィギュアの精巧さはボードゲームの域を超えた美しさ。

▲注意すべき点

  • 価格が高い:33,000円という価格はかなりの投資。価値を感じられる人向け。
  • 準備・片付けに時間がかかる:慣れるまでは1プレイ30分以上かかることも。
  • ルールが複雑:分厚いルールブックを読みこむ覚悟が必要。
  • 成長に時間が必要:キャラのレベルアップに何時間もかかるため、短期プレイヤーには不向き。

初心者へのアドバイスとプレイを始める前の準備

グルームヘイブンは非常に魅力的なゲームですが、初心者にとってはいくつかの準備が成功の鍵を握ります。

  1. まずはルールの事前学習:プレイ前に動画やサマリーで予習しておきましょう。
  2. 収納と整理に工夫を:仕切り付きのケースやファイルでコンポーネントを整理すると快適です。
  3. 「獅子のあぎと」から始めるのもアリ:グルームヘイブンの入門セットとして人気。価格も安価です。
  4. デジタル版もおすすめ:Steam版ならルール処理が自動化され、遊びやすいです。
Gloomhaven on Steam

まとめ:グルームヘイブンは「面倒くささ」を超える「面白さ」があるボードゲーム

グルームヘイブンは価格の高さや複雑な準備など一見ハードルが高いゲームに見えるかもしれません。しかし、それを乗り越えた先には他のボードゲームでは味わえない「深く、長く、濃い」冒険が待っています。

仲間と協力し時には衝突しながらも共に物語を作り上げていくその体験は、RPG好きや世界観重視のゲーマーにとってはまさに理想的な一作です。

「ただのゲーム」ではなく「冒険」そのものを体験したい方に、グルームヘイブンは自信をもっておすすめできる作品です。ぜひあなたもその世界の一員となって、壮大な物語を歩んでみてください。

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