イーオンズエンド完全攻略Wave1編 ネメシス7体の特徴と戦略を徹底解説

ボードゲーム

『イーオンズエンド(Aeon’s End)』は、プレイヤーが「破孔魔術師(Breach Mage)」として、人類最後の砦「グレイブホールド」を守るために、次々と襲来する強力な敵「ネメシス」と協力して戦うデッキ構築型協力ゲームです。

本作の大きな特徴は、山札をシャッフルしないデッキ構築というユニークなメカニズムにあります。カードの使用順や配置が戦略に大きく影響するため、デッキ構築だけでなく順序管理も重要な要素となっています。

この攻略ガイドでは、Wave1に登場する7体のネメシスを対象に、それぞれの特徴や攻略の要点をまとめています。さらに、各ネメシスに有効な破孔魔術師(キャラクター)や、サプライカードの具体的な選定例も紹介しており、より実践的な対策が立てられる構成となっています。

基本戦略のヒント

ネメシス戦に挑む前に、すべてのゲームに共通して活用できる基本戦略を以下に整理しておきましょう。

  1. エンジン構築の重要性
     序盤はエーテル(資源)を安定供給するために、宝石(Gems)を優先的に購入し、経済基盤を固めます。資源に余裕が出てきた中盤以降は、より高コストで強力な呪文(Spells)や遺物(Relics)を購入して戦力を増強します。
  2. デッキの最適化
     シャッフルのない構造を活かして、不要なカード(初期の弱いカードや使いづらいもの)は積極的に破壊していきます。これにより強力なカードが手札に回る速度が上がり、デッキの回転効率が高まります。
  3. 破孔の活用と管理
     呪文は開かれた破孔(Breach)に準備しておく必要があります。破孔の開放を戦略的に進めることで一度に複数の呪文を発動でき、攻撃の密度が飛躍的に向上します。
  4. リソースのバランス管理
     回復や防御の手段も取り入れつつ、エーテル生産・攻撃手段とのバランスを意識しましょう。特に高難度ネメシス戦では、プレイヤーの体力管理がゲームの命運を分けることもあります。
  5. 協力と役割分担
     プレイヤーごとに明確な役割を持たせることが勝利への鍵です。アタッカー(主に呪文によるダメージ)、サポーター(破孔やカード操作)、ヒーラー(回復・防御)など、個々の長所を活かしましょう。

1. レイジボーン(Rageborne)

特徴

レイジボーンは、イーオンズエンドに初めて登場するネメシスでありながら、単純ながらも強力な直接攻撃を仕掛けてくる非常に典型的なタイプのボスです。「ストライク」カードと呼ばれる専用の攻撃カードを用い、それを繰り返しシャッフル・再利用してくるため、常に予測できない一撃が飛んでくる危険性があります。

その攻撃は破孔魔術師個人にも、グレイブホールド全体にも影響を与えるため、回復・防御の選択を誤ると一気に崩壊する可能性があります。まさに「最初の試練」とも言える存在です。

攻略戦略

  1. 攻撃への即応と緩和手段
     ストライクによるランダム性の高いダメージに備え、回復手段やシールドカードを十分に揃えておくことが肝心です。特にHPの低いプレイヤーが狙われると致命傷となるため全員のHPを均等に管理するのが理想的です。
  2. 早期打撃の集中
     レイジボーンは長期戦に持ち込むほど、その累積ダメージでじわじわとプレイヤーを追い詰めてきます。可能な限り中盤までに大きなダメージを与え、終盤のストライク連打を避けられるよう立ち回りましょう。
  3. テンポの良いデッキ構築
     コンボよりも安定性を優先し短期で回るデッキを作成することがポイントです。カード破壊によって「軽量かつ強力」なデッキを目指しましょう。

おすすめの破孔魔術師

  • カディア(Kadir)
     味方へのダメージを減少させる能力を持っており、レイジボーンの全体攻撃に対して非常に有効。耐久力を高めつつ味方を支える守護役として活躍します。
  • ブラム(Brama)
     豊富なエーテル供給により強力なカードを迅速に購入できます。序盤のエンジン構築が得意なためチームの経済面を支える役割として機能します。
  • ミスト(Mist)
     初期から破孔数が多いため、呪文を多く準備でき火力役として優れています。準備呪文のタイミング管理がしやすく戦術の幅も広がります。

おすすめのサプライカード

宝石(Gems)- 3種類

  • 群生ダイアモンド(Diamond Cluster) – コスト4、エーテル3を生産する高価値の宝石
  • 翡翠(Jade) – コスト2、エーテル2を生産する基本的な宝石
  • ムーンストーン片(Moonstone Shard) – 追加効果のある宝石(詳細不明)

遺物(Relics)- 2種類

  • 強撃杖(Blasting Staff) – プレップしたスペルのダメージを強化
  • 強化オーブ(Focusing Orb) – 防御とダメージ軽減能力を持つ

呪文(Spells)- 4種類

  • エッセンス強奪(Essence Theft) – ダメージを与えつつ回復効果もある
  • スペクトル残響(Spectral Echo) – 敵に2ダメージ、追加効果あり
  • 空間洞察(Planar Insight) – 高ダメージの攻撃呪文
  • 熾火の鞭(Wildfire Whip) – 複数の敵に攻撃できる呪文

2. 甲殻の女王(Carapace Queen)

特徴

甲殻の女王は、防御ではなく「数の暴力」を用いた戦略を取る非常に厄介なネメシスです。「母体虫(Husk)」と呼ばれる低HPのミニオンを大量に場に出してきます。母体虫は一体一体は脅威にならないものの、放置すると増殖し続けて盤面を圧迫します。

特に注意すべきは、母体虫の数によってネメシスカードの効果が変化する「群舞(Swarm)」メカニズムです。これにより、女王は母体虫の数が一定以上になると追加効果を得たりより強力なカードを使うようになります。

戦略

  1. 継続的な掃除能力の確保
     常に母体虫を処理し続けることが最優先課題です。1体ずつ処理するのではなく、複数体に同時ダメージを与えられる呪文や対象を選ばない全体攻撃効果を活用しましょう。
  2. ターゲット選定と呪文構成
     単体高火力よりも、広範囲ダメージやチェーン型攻撃が有効です。また、ターン順を調整することで母体虫処理の連携を強化するのも重要です。
  3. 安定した回復能力の導入
     母体虫によるダメージ蓄積はバカになりません。グレイブホールドへのダメージが多くなりやすいため、定期的にグレイブホールドのHPを回復する手段を用意しましょう。

おすすめの破孔魔術師

  • カディア(Kadir) / ジアン(Jian)
     アタッカー性能が高く、複数ダメージや連続攻撃が可能。火力で押し切ることで母体虫の連鎖増殖を阻止できます。
  • レヴィ(Levi)
     特殊能力によって一気に大量の母体虫を排除可能。短期決着型のプレイにも向いています。
  • アダルベート(Adelheim)
     安定したデッキ循環とコントロール力が強み。戦況をコントロールしながら母体虫対策を行えます。

おすすめのサプライカード

宝石(Gems)- 3種類

  • 群生ダイアモンド(Diamond Cluster) – コスト4、エーテル3を生産する高価値の宝石。2回目に使用すると+2エーテル
  • 翡翠(Jade) – コスト2、エーテル2を生産する基本的な宝石
  • 燃えるオパール(Burning Opal) – コスト5、エーテル3を生産し、1枚捨てることで味方にカードを引かせることができる

遺物(Relics)- 2種類

  • 魔術師の護符(Mage’s Talisman) – コスト5、自分と味方がチャージを獲得できる
  • 強化オーブ(Focusing Orb) – 開口の開放を早め、グレイブホールドの回復も可能

呪文(Spells)- 4種類

  • スペクトル残響(Spectral Echo) – コスト3、2ダメージを与え、手札のカードを破壊可能
  • ヴィジョン増幅(Amplify Vision) – コスト4、2ダメージを与え、最もコストの低い開口を開く
  • 空間洞察(Planar Insight) – コスト6、開いている開口の数に応じて追加ダメージを与える
  • エッセンス強奪(Essence Theft) – コスト5、3ダメージを与え、カードを捨てることで1体力を回復

3. 暴食の公子(Prince of Gluttons)

特徴

暴食の公子は、デッキ構築ゲームとしての根幹を揺るがすギミック「サプライ破壊(Devour)」を駆使してくる非常に戦術的なネメシスです。アンリーシュの効果や特定カードの発動によって、購入可能なサプライカードの山からカードを「食べて」消してしまいプレイヤーが入手できる選択肢を減らしていきます。

これにより、デッキの強化速度が低下し後半になるほど状況が不利になります。戦略に多様性を持たせづらくなるため、序盤の決断と購入順が特に重要です。

戦略

  1. ゲーム序盤の即時強化
     「いつか買おう」では遅すぎる。サプライが消滅する前に優先度の高いカードは早めに購入しておく必要があります。
  2. デッキのスリム化と早回し
     少数精鋭のデッキを構築し、同じカードを高頻度で引き込める体制を整えます。購入カードは吟味して選び、無駄なカードを取り込まないように注意しましょう。
  3. 控えめな後半投資
     中盤以降のカード購入は、サプライ残数を確認しつつ無理にデッキを肥大化させないよう注意が必要です。

おすすめの破孔魔術師

  • ミスト(Mist)
     高火力の呪文準備がしやすく、序盤から手数を稼げます。サプライ消滅前に火力を整えられるのが強み。
  • ゼーハナ(Z’hana)
     回復能力で後半のリソース不足に対応しつつ、耐久力の高いプレイが可能。
  • ゲックス(Gex)
     カード破壊の能力が非常に重要。不要カードをどんどん処理して、回転の良いデッキを作れます。

おすすめのサプライカード

宝石(Gems)- 3種類

  • 群生ダイアモンド(Diamond Cluster) – コスト4、エーテル3を生産する高価値の宝石。同じターンで2回使用すると追加で2エーテル獲得
  • 追憶のトパーズ(Banishing Topaz) – コスト3、手札のカードをデッキの一番上に置ける効果がある
  • 翡翠(Jade) – コスト2、エーテル2を生産する効率的な宝石

遺物(Relics)- 2種類

  • 熔解ハンマー(Molten Hammer) – コスト3、チャージを獲得し、手札または捨て札の一番上のカードを破壊できる
  • 瓶詰の渦動(Bottled Vortex) – コスト3、自身と手札または捨て札から最大2枚のカードを破壊し、カード1枚を引く

呪文(Spells)- 3種類

  • 抹殺(Obliterate) – コスト7、高ダメージの攻撃呪文
  • スペクトル残響(Spectral Echo) – コスト3、2ダメージを与え、手札のカードを1枚破壊できる
  • 膨らむ忘却(Oblivion Swell) – コスト7、ダメージを与え、宝石を捨てることで追加ダメージを与えられる

4. 歪んだ仮面(Crooked Mask)

特徴

歪んだ仮面は、プレイヤーのデッキに「腐敗(Corruption)」カードを混入するという特殊な妨害ギミックを持つネメシスです。腐敗カードは一見すると使用可能な呪文のように見えますが、効果はマイナスばかりで、発動するとペナルティを受けてしまいます。

さらに厄介なのは、腐敗カードを破壊しても完全には取り除けず、捨て札に戻るだけという性質です。つまり、デッキに入り込んだ腐敗は定期的に再び戻ってきて、デッキ全体の質を下げ続ける存在になります。

戦略

  1. 腐敗の受け手を固定化
     全員に分散して腐敗カードをばらまかれると戦線が崩壊します。あえて一人のプレイヤーが腐敗を引き受けて「犠牲役」となることで、他プレイヤーの手札を維持できます。
  2. 高速回転と除去を両立
     カード破壊系の効果を活用して、少しでも腐敗の循環を遅らせましょう。破壊効果は万能ではありませんが、ないよりは確実にマシです。
  3. 速攻での決着を狙う
     長引けば長引くほどデッキが腐り攻撃力も落ちていきます。火力を集中し歪んだ仮面の体力を削り切る方針が有効です。

おすすめの破孔魔術師

  • ミスト(Mist)
     豊富な破孔と攻撃速度で、早期に火力を出して短期決着を目指せます。
  • レヴィ(Levi)
     特殊能力による一撃が大きく、戦況を一変させることも可能。ミニオン処理も得意。
  • カディア(Kadir)
     耐久型として、腐敗の影響を受けつつもプレイヤーを支える守り役に最適。

おすすめのサプライカード

宝石(Gems)- 3種類

  • 赤熱ルビー(Searing Ruby) – コスト2、効率的なエーテル生産と呪文購入をサポート
  • 雲色サファイア(Clouded Sapphire) – コスト5、自身と味方にチャージを与える
  • トルマリン片(Tourmaline Shard) – コスト2、手札のカード破壊オプションがある

遺物(Relics)- 2種類

  • 活力ダイナモ(Vim Dynamo) – コスト4、回復効果があり、チャージも獲得できる
  • 一変させる偶像(Transmogrifier) – コスト3、カードをより強力なものに変換できる

呪文(Spells)- 4種類

  • 熾火の鞭(Wildfire Whip) – コスト5、他のプレイヤーのプレップ呪文を使用可能
  • エッセンス強奪(Essence Theft) – コスト5、ダメージを与え、回復も可能
  • スペクトル残響(Spectral Echo) – コスト3、手札のカードを破壊可能
  • 崩壊させる大鎌(Disintegrating Scythe) – コスト7、高ダメージを与える

5. 群れの老婆(Horde-Crone)

特徴

群れの老婆は「トログ(Trogg)」という専用のミニオンデッキを活用する特殊なネメシスで、まるで虫の群れのようにトログを次々と召喚してきます。これらのトログはそれぞれ異なる効果を持ち、グレイブホルドにダメージを与えるだけでなく、プレイヤーの行動制限や状態異常を引き起こすこともあります。

特に厄介なのは、トログの数が増えると除去が追いつかず盤面がミニオンで埋まってしまうことです。ネメシス本体への攻撃がおろそかになるとゲームが泥沼化しやすくなるため、バランス感覚が問われます。

戦略

  1. トログの優先処理
     トログを放置するとその数と効果でこちらのリソースを圧迫していきます。1体残らず処理する必要はありませんが、明らかに影響が大きいものや数が多くなりすぎる場合は、集中して排除しましょう。
  2. ターゲット選定とチームワーク
     誰がどのトログを処理するか、プレイヤー間で役割をしっかりと決めることで効率よく盤面をコントロールできます。
  3. 回復偏重を避ける
     回復による耐久では長く持ちません。攻撃やミニオン処理にリソースを投じてトログの数を抑える方が被害を小さくできます。

おすすめの破孔魔術師

  • レヴィ(Levi)
     高火力の特殊能力で、場に出たトログを一気に処理できます。攻撃に特化したデッキが組める点も魅力。
  • ブラム(Brama)
     エーテルの生産効率が高く、早い段階で強力なカードを整えることが可能。デッキの立ち上がりが早く、トログ処理に対応しやすいです。
  • アダルベート(Adelheim)
     デッキ操作能力があり、狙ったカードを素早く回収できるため、必要な呪文や遺物をタイミングよく活用できます。

おすすめのサプライカード

宝石(Gems)- 3枚

  • ヴリスウッドの琥珀(Vriswood Amber) – 早期にエーテル(資源)を獲得するための宝石
  • 群生ダイアモンド(Diamond Cluster) – エーテル獲得のための宝石
  • 気休めのトパーズ(Soothing Torporene) – エーテル獲得のための宝石

遺物(Relics)- 2枚

  • 活力ダイナモ(Vim Dynamo) – チャージ1を獲得し、プレイヤーの体力を2回復させる効果を持つ遺物(その後破壊される)
  • 瓶詰の渦動(Bottled Vortex) – ゲーム進行を加速させる遺物

呪文(Spells)- 4枚

  • 凶雷(Jagged Lightning) – 高ダメージを与えられる呪文
  • 燃焼(Soothing Torporene) – トログ(敵の手下)の処理に使用
  • カオス・アーク(Chaos Arc) – 高ダメージを与えられる呪文
  • 分解鎌(Soothing Torporene) – 破孔を一つしか使わずに8ダメージを与えられる呪文(プレイヤー自身も1ダメージ受ける)

6. 荒廃の領主(Blight Lord)

特徴

荒廃の領主は、「汚れた翡翠(Tainted Jade)」を用いてプレイヤーのデッキをじわじわと侵食していくタイプのネメシスです。このカードは2エーテルを生産できる一方で、デッキに加わると特殊なペナルティ効果を引き起こす危険な宝石です。

特に問題なのは、これが除去しない限りデッキに残り続けターンを追うごとにその枚数が増えていく点です。デッキの質が低下するだけでなくカードの回転も悪くなるため、時間が経つほど不利になっていきます。

戦略

  1. 汚れた翡翠は早期破壊
     宝石として使う前提でデッキに加わっても、長期的に見るとマイナスの影響の方が大きいです。カード破壊の手段を整えて早めに処理しましょう。
  2. 序盤のエーテルを活用
     序盤に汚れた翡翠をあえて活用して強力なカードを購入し、経済基盤を一気に整えるという「短期集中型」のプレイも有効です。
  3. デッキ枚数を絞る意識を持つ
     余計なカードを入れすぎると、デッキが汚れた翡翠で埋まりプレイの自由度が奪われます。最小構成を維持しつつ質の高いカードを循環させましょう。

おすすめの破孔魔術師

  • ゲックス(Gex)
     カード破壊能力があり、汚れた翡翠の処理に最適。デッキ圧縮にも貢献します。
  • カディア(Kadir)
     防御性能が高く、ゲームが長引いた場合でも安定した戦いが可能。
  • ミスト(Mist)
     破孔数が多く、呪文の展開力に優れているため短期決着が見込めます。

おすすめのサプライカード

宝石(Gems)- 3枚

  • 群生ダイアモンド(Diamond Cluster) – コスト4、2エーテルを得る。同ターン中に2枚目の群生ダイアモンドを使用すると追加で2エーテルを得る。2枚使用すると計6エーテルになるため、高コストカードの購入やエーテルが必要な局面で活躍します。
  • ヴリスウッドの琥珀(Vriswood Amber) – コスト3、獲得時にデッキの一番上に置くことができる宝石。次のターンですぐに2エーテルを使用できるため、序盤の加速に有効です。
  • 翡翠(Jade) – コスト2、最もスタンダードな宝石。効果はありませんが、コストが低いため序盤にすぐ購入できる利点があります。

遺物(Relics)- 2枚

  • 強化オーブ(Amplifying Orb) – プレイヤーの破孔を強化したり、または破壊してグレイヴホールドを回復できる遺物。
  • 時間螺旋(Temporal Helix) – 7エーテルの遺物。プレイヤーがセット中の呪文1枚を、捨てることなくキャストできる効果を持ちます。

呪文(Spells)- 4枚

  • 光輝(Radiance) – 5ダメージと仲間がそれぞれカード1枚引く効果を持つ呪文。
  • カオス・アーク(Chaos Arc) – コスト6、隣接する呪文1枚につき2ダメージが加算される呪文。最大7ダメージに達する可能性があります。
  • 凶雷(Jagged Lightning) – 閉鎖状態の破孔にもセットできる呪文。サポート役の攻撃手段として有効です。
  • 飲み込む虚無(Consuming Void) – 手札を破壊することでダメージを与える呪文。「汚れた翡翠」を破壊しながらダメージを与えられるため、特に有効です。

7. 翻弄する者(Wayward One)

特徴

翻弄する者は、独特の「位置」ギミックを持つネメシスです。自身の位置を示すトークンがプレイヤーの破孔(Breach)番号に対応しており、その位置から放たれた呪文しかフルダメージを与えられません。それ以外の破孔から発動した呪文はダメージが半減されてしまいます。

このため、常に翻弄する者の位置を把握し、そこに対応した破孔を開き、呪文を準備するという柔軟な対応力が求められます。

戦略

  1. 対応位置の破孔を優先
     毎ターン変化するネメシスの位置に対応できるよう、複数の破孔を早期に開いておくと便利です。
  2. ダメージの偏りを避ける
     すべての呪文が1つの破孔に集中しないようにし、状況に応じて位置変更に素早く対応できるようにしましょう。
  3. 瞬間火力と持続火力のバランス
     一撃で大ダメージを与える呪文と柔軟に使える呪文のバランスを意識し、位置の不利を最小限にとどめましょう。

おすすめの破孔魔術師

  • ミスト(Mist)
     多くの破孔を持っているため、ネメシスの移動にも柔軟に対応可能。
  • レヴィ(Levi)
     位置に関係なく効果を発揮する特殊能力により、移動ギミックの影響を受けにくい。
  • ブラム(Brama)
     リソース供給能力に優れ、複数破孔を短期で開くためのサポートが可能。

おすすめのサプライカード

宝石(Gems)- 3枚

  • 群生ダイアモンド(Diamond Cluster) – コスト4、2エーテルを得る。同ターン中に2枚目を使用すると追加で2エーテルを得る。早期にデッキに加えて、高コストカードを購入するための基盤を作る。
  • ヴリスウッドの琥珀(Vriswood Amber) – コスト3、獲得時にデッキの一番上に置ける宝石。早期に『予見雷』などの高コスト呪文を取るために重要。
  • 吸血瑪瑙(Bloodstone Agate) – コスト4、獲得時にチャージ1を得る。エーテルを得ながらチャージも貯められるため、序盤の加速に有効。

遺物(Relics)- 2枚

  • 強化オーブ(Amplifying Orb) – コスト4、破孔を強化するか、破壊してグレイヴホールドを回復できる遺物。翻弄する者との戦いでは破孔の強化が非常に重要。
  • 熔解ハンマー(Molten Hammer) – コスト5、チャージ1を得て、手札または捨て札のカード1枚を破壊できる。チャージ獲得とデッキ圧縮を同時に行える便利な効果。

呪文(Spells)- 4枚

  • 不死鳥炎(Phoenix Flame) – コスト2、チャージ1を消費すると+2ダメージ。低コストながら4ダメージを出せるため、序盤に有効。
  • 凶雷(Jagged Lightning) – コスト5、閉鎖状態の破孔にもセットできる呪文。翻弄する者の位置移動に合わせて使える柔軟性が重要。
  • 予見雷(Scrying Bolt) – コスト6、5ダメージ。チャージ1を消費してネメシスデッキを確認できる効果も持つ。
  • 光輝(Radiance) – コスト8、5ダメージに加え、各プレイヤーがカードを1枚引ける効果がある。全体的な手札の増加が攻略に貢献。

一般的な攻略ヒント

ネメシスごとに個別の対応が必要ですが、以下の汎用戦術も常に意識しましょう。

  1. 無駄なカードは取らない:デッキは少なく、強く。
  2. 破孔は積極的に展開する:呪文の展開速度が鍵。
  3. 役割分担は明確に:チームプレイの基本です。
  4. ミニオンは優先排除:ネメシスだけでなく、サポートも危険。
  5. 柔軟なサプライ選定:常にネメシスの特性に合わせて市場を設計する。

まとめ

『イーオンズエンド』の魅力は、単なるデッキ構築だけでなく、ネメシスごとにまったく異なる戦術が要求される点にあります。Wave1に登場する7体はいずれも個性豊かで、プレイヤーに多彩な挑戦を提供してくれます。

本記事で紹介したような魔術師の選定、サプライ構築、デッキ最適化を通じて、各ネメシスに応じた最適な戦略を見つけていくプロセスこそが、イーオンズエンドの醍醐味といえるでしょう。

あなたのグレイブホールドを守る戦いが、勝利に満ちたものとなりますように。
Good luck, Breach Mage!


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