こんにちは真夏です。今回はボードゲーム『テラフォーミングマーズ』の全拡張セットについて紹介します。プレイヤーが企業となり火星を人類が住める環境に変えていくこの人気ゲームには多数の拡張が用意されており、それぞれがゲーム体験を豊かにしてくれます。基本セットだけでも十分楽しめるゲームですが拡張を導入することでさらに戦略の幅が広がります。
基本セットの概要
テラフォーミングマーズは、プレイヤーがそれぞれ企業となり、火星を人類が住むことができる環境に変えていくプロセスを競うゲームです。テラフォーミングレーティング(TR)を上げ、気温、酸素、海洋といったグローバルパラメーターを改善し、マップ上に都市や緑地を建設していきます。
基本セットは、カードドラフト、エンジンビルディング、タイル配置といった複数のメカニズムを組み合わせたゲームです。各世代(ラウンド)ごとにカードを購入し、リソースを生産・消費しながら、火星の地形を変えていきます。勝利条件は最終的に最も多くの点数を獲得することです。
ヘラス&エリシウム

拡張第1弾(2017年発売)
主な特徴と追加要素
- 2つの新マップ:両面ボードで、片面はヘラス(南部の荒野)、もう片面はエリシウム(火星の反対側)
- 新しいマイルストーン:
- ヘラス側:Diversifier(異なるタグ8種類)、Tactician(条件付きカード5枚以上)、Polar Explorer(南極近くにタイル3枚以上)、Energizer(エネルギー生産6以上)、Rim Settler(縁に配置したタイル3枚以上)
- エリシウム側:Generalist(全生産1以上)、Specialist(1種類の生産7以上)、Ecologist(緑のタグ4枚以上)、Tycoon(青いカード15枚以上)、Legend(5コスト以上のカード5枚以上)
- 新しいアワード:
- ヘラス側:Cultivator(緑地タイルが最多)、Magnate(青いカードが最多)、Space Baron(宇宙タグが最多)、Eccentric(リソースが最も少ない)、Contractor(建物タグが最多)
- エリシウム側:Celebrity(地球タグが最多)、Industrialist(鉄生産が最高)、Desert Settler(砂漠に隣接するタイルが最多)、Estate Dealer(海洋に隣接するタイルが最多)、Benefactor(テラフォーミングレーティングが最高)
- 特殊地形ボーナス:ヘラス側では熱放出エリア、エリシウム側では植物集中配置などの特徴がある
ゲームプレイへの影響
新マップはタイル配置戦略を大きく変え、ヘラス側では熱放出ルールによる温度上昇の加速、エリシウム側では海洋の集中配置による新たな戦略が生まれます。また新マイルストーンとアワードにより、目指すべき目標が変わりプレイごとの戦略が多様化します。
拡張の中でも特にシンプルで、ゲームの複雑さをほとんど増すことなくリプレイ性を大きく向上させる拡張です。
基本情報
- 価格: 約3,000円〜4,000円
- 必要な拡張: なし(基本セットのみ)
- 追加プレイ時間: なし
- 発売年: 2017年(日本語版:2018年)
ヴィーナスネクスト

拡張第2弾(2017年発売)
主な特徴と追加要素
- 金星ボード:0〜30%の新グローバルパラメーター「金星スケール」を追加
- 49枚の新プロジェクトカード:金星関連のプロジェクトやタグを追加
- 5つの新企業:金星テラフォーミングに特化した企業
- 新リソース「フローター」:金星の大気中の浮遊インフラを表す新リソース
- 新たなマイルストーンとアワード:Hoverlordマイルストーン(フローターが8個以上)とVenuphileアワード(金星タグが最多)
- 金星関連の新市街地:Maxwell Base、Stratopolis、Luna Metropolis、Dawn Cityなど
- 標準プロジェクト「大気浄化」:15Mで金星スケールを1段階上昇
ゲームプレイへの影響
金星という新たなテラフォーミング対象が追加され、プレイヤーは戦略を分散させるかどうかの選択を迫られます。金星スケールは8%に達するとカードを1枚無料で引け、16%に達すると追加TRが得られるため無視できない要素となります。またカードデッキの多様化により、企業や開発方針によってより多様なアプローチが可能になります。
金星のテラフォーミングはゲーム終了条件ではないため、火星のテラフォーミングが終了する前に金星の開発に投資することも戦略として成立します。
基本情報
- 価格: 約4,000円〜5,000円
- 必要な拡張: なし(基本セットのみ)
- 追加プレイ時間: 約15分
- 発売年: 2017年(日本語版:2019年)
プレリュード

拡張第3弾(2018年発売)
主な特徴と追加要素
- 35枚のプレリュードカード:ゲーム開始時に各プレイヤーに4枚配布され、そのうち2枚を選択して使用
- 7枚の新プロジェクトカード:基本ゲームに追加される新カード
- 5枚の新企業カード:新たな企業と特殊能力
- 新しいソロモード:14世代以内にTR63を達成するというチャレンジ
ゲームプレイへの影響
プレリュードカードにより、ゲーム序盤の「じりじりとした」進行が短縮されより早く主要なテラフォーミング活動に入れるようになります。各プレイヤーの初期設定が大きく異なるためゲームごとの多様性が増し、プレイ時間も15〜20分ほど短縮されます。
多くのプレイヤーから「必須拡張」と評価されており、テラフォーミングマーズの体験を大きく改善する拡張です。特に初心者に優しく、ゲームへの没入感を早めます。
基本情報
- 価格: 約3,000円〜4,000円
- 必要な拡張: なし(基本セットのみ)
- 追加プレイ時間: -15〜-20分(短縮される)
- 発売年: 2018年(日本語版:2020年)
コロニーズ

拡張第4弾(2018年発売)
主な特徴と追加要素
- コロニータイル:プレイヤー人数+2枚のコロニータイルが使用され、各プレイヤーはそれぞれにコロニーを建設可能
- 交易システム:各プレイヤーは交易船を使って建設したコロニーとの交易を行い、資源を獲得
- 新アクション:
- コロニー建設(標準プロジェクト):17MCを支払ってコロニーを建設
- コロニーとの交易:9MC、3電力、または3チタンを支払って交易船を移動させ、資源を獲得
- コロニー生産:世代の終了時にコロニータイル上の交易マーカーが移動し、次の世代の収益が変化
- 新カードと企業:コロニーに関連した新プロジェクトカードと企業カード
ゲームプレイへの影響
リソース生成の新たな方法が導入されプレイヤー間のインタラクションが増加します。コロニーの建設と交易の戦略的なタイミングが重要となり、他プレイヤーのコロニーと交易した場合そのコロニーの所有者もボーナスを得るため相互作用が生まれます。
天体ごとに異なるリソースが生産されるためどのコロニーに投資するかという選択が戦略性を高めます。複数の拡張と組み合わせると特にエンジンビルディング要素が強化されます。
基本情報
- 価格: 約4,500円〜5,500円
- 必要な拡張: なし(基本セットのみ)
- 追加プレイ時間: 約20分
- 発売年: 2018年(日本語版:2020年)
動乱

拡張第5弾(2019年発売)
主な特徴と追加要素
- 政党システム:6つの政党(火星第一党、科学党、社会主義連合、協同グリーン党、統一連合、革進党)があり、プレイヤーは議員コマを配置して影響力を得る
- 与党システム:世代の終わりに最も多くの議員を抱える政党が次の世代の与党となり、与党ボーナスと政策効果を発動
- 議長システム:与党の党首は議長となり、TR+1を得るボーナスがある
- 影響度システム:プレイヤーは0〜3の影響度を獲得し、これが政治的議題への対応力を決定
- 議題システム:3世代後に発動するグローバルイベントが常に公開され、プレイヤーは影響度によってその影響を調整可能
- NPCシステム:プレイヤー以外の議員コマも配置され、政党のパワーバランスに影響
- 新企業とプロジェクト:政治に関連した新カードが多数追加
- 高品質プレイヤーボード:改良版のプレイヤーボード(キックスターター特典)
ゲームプレイへの影響
政治的駆け引きの要素が加わり、プレイヤーは自分の企業の利益だけでなく政治的な動きも考慮する必要があります。将来のグローバルイベントに備えた長期的な戦略立案が重要になり、単なるリソース管理やタイル配置以上の深い思考が求められます。
最も複雑な拡張でありゲームの戦略性を大きく高める一方で、プレイ時間も延び初心者には難しい内容となっています。
基本情報
- 価格: 約6,000円〜7,000円
- 必要な拡張: なし(基本セットのみ)
- 追加プレイ時間: 約30分
- 発売年: 2019年(日本語版:2020年)
プレリュード2

拡張第6弾(2023年発売)
主な特徴と追加要素
- 25枚の新プレリュードカード:従来のプレリュードとは異なり、継続的な効果やアクションを持つカードも含まれる
- 5つの新企業:他の拡張と相互作用する新たな企業
- 24枚の新プロジェクトカード:拡張間のクロスリファレンスを含む新プロジェクトカード
- 拡張統合型デザイン:カードの多くが他の拡張(ヴィーナスネクスト、コロニーズ、動乱)を参照する効果を持つ
ゲームプレイへの影響
ゲーム開始時の選択肢が大幅に増えより個性的なスタート戦略が可能になります。継続的な効果を持つプレリュードカードはゲーム全体を通じて影響を与え続けるため、長期的な戦略をスタート時から計画できるようになります。
他の拡張との統合を前提としたデザインであり、複数の拡張を所有しているプレイヤーにとって最も恩恵が大きい拡張です。特にヴィーナスネクスト、コロニーズ、動乱との組み合わせで真価を発揮します。
基本情報
- 価格: 約3,500円〜4,500円
- 必要な拡張: プレリュード(必須)、他の拡張も推奨(特にヴィーナスネクスト、コロニーズ、動乱)
- 追加プレイ時間: なし
- 発売年: 2023年(日本語版:2024年)
オートマ

拡張(2024年発売)
主な特徴と追加要素
- MarsBotシステム:AI対戦相手としてMarsBotが登場し、各世代でカードを引いて自律的にアクションを実行
- プロジェクトカードとボーナスカード:MarsBotは各世代、プロジェクトデッキから3枚のカードとボーナスカードを1枚引き、それに基づいてアクションを実行
- Neural Instanceタイル:火星の地形にMarsBotの影響を与える新たなコンポーネント
- 専用MarsBotボード:コンパクトなプレイエリアでAIの動きを管理
- 拡張との互換性:他の拡張との併用が可能
ゲームプレイへの影響
ソロプレイでありながらマルチプレイヤーに近い対戦感覚が味わえます。MarsBotの動きは予測しづらくプレイヤーとの競争感覚を模倣しているため、単に時間内にテラフォーミングを完成させるというよりも、相手との戦略的な駆け引きを楽しめます。
この拡張ではマイルストーンとアワードもソロプレイに導入されており、MarsBotはプレイヤーとは異なる基準で評価されますが、プレイヤーはマルチプレイヤーゲームと同様にマイルストーンやアワードも考慮した戦略を立てる必要があります。
基本情報
- 価格: 約3,500円〜4,500円
- 必要な拡張: なし(基本セットのみ)
- 追加プレイ時間: なし
- 発売年: 2024年

アマゾニス&ヴァスティタス

拡張(2024年発売)
主な特徴と追加要素
- アマゾニスプラニティア:オリンパス山の西にある広大な溶岩平原を描いた大型マップ。より長いグローバルパラメーターを持ち、特に4〜5人プレイに適している
- 専用マイルストーン:TERRAN(地球タグ5個)、LANDSHAPER(緑地1枚、特殊タイル1枚、都市1枚)、MERCHANT(各標準リソース3個ずつ)、SPONSOR(20M以上のコストのカードを3枚プレイ)、LOBBYIST(全7議員を配置)
- 専用アワード:Collector(最も多くのリソースタイプ)、Innovator(最も多くのカードをプレイ)、Constructor(最も多くのコロニーと都市タイル)、Manufacturer(最も多くの鉄とヒート生産の合計)、Physicist(最も多くの科学と宇宙タグ)
- ヴァスティタスボレアリス:かつて大きな海だった火星の北半球低地を描いたマップ。北極を中心に、水氷と凍結した二酸化炭素層で覆われており、タイル配置によって温度が上昇するユニークなメカニズムがある
- 専用マイルストーン:AGRONOMIST(植物タグ4個)、ENGINEER(エネルギーとヒート生産の合計10)、SPACEFARER(宇宙タグ4個)、GEOLOGIST(火山地域に隣接するタイル3枚)、FARMER(動物と微生物リソースの合計5個)
- 専用アワード:Traveller(最も多くの木星と地球タグ)、Landscaper(最も大きな連結タイルグループ)、Highlander(海洋に隣接しないタイルが最も多い)、Promoter(最も多くのイベントカードをプレイ)、Blacksmith(最も高い鉄とチタンの生産の合計)
- 追加の海洋タイル:アマゾニスマップ用に2枚の追加海洋タイル
- 追加の都市タイルと緑地タイル:13枚追加
- オプションの金星ボード拡張:より長い金星トラック
ゲームプレイへの影響
アマゾニスの大型マップとより長いパラメーターは、多人数プレイや拡大された火星開発を望むプレイヤーに適しています。ヴァスティタスのタイル配置による温度上昇メカニズムは戦略の多様性をさらに高めます。
両マップとも独自のマイルストーンとアワードが設定されており、マップごとに最適な戦略が変わるため、リプレイ性が高まります。特に、アマゾニスのワイルドリソースボーナスやヴァスティタスの温度上昇メカニズムなど、マップ固有の特徴を活かした戦略が重要になります。
基本情報
- 価格: 約4,500円〜5,500円
- 必要な拡張: なし(基本セットのみ)
- 追加プレイ時間: なし
- 発売年: 2024年

ユートピア&キンメリア

拡張(2024年発売)
主な特徴と追加要素
- ユートピアプラニティア:エリシウムの北西に位置する溶岩平原。太陽系最大の衝突クレーターとして知られる。赤道から離れた場所での植物ボーナスが豊富で、北極に近い薄い地殻は地熱エネルギー工場に適している。Viking 2やBeagle 2の着陸地に配置すると追加の2枚のカードを獲得できる
- 専用マイルストーン:MANAGER(特殊タイル3枚)、PIONEER(コロニー3つ)、TRADER(カード上の3種類の異なるリソース)、METALLURGIST(鉄とチタン生産の合計6)、RESEARCHER(科学タグ4個)
- 専用アワード:Suburbian(マップの境界に沿った最も多くのタイル)、Investor(最も多くの地球タグ)、Botanist(最も高い植物生産)、Incorporator(コスト10M以下のカードを最も多くプレイ)、Metropolist(最も多くの都市タイル)
- テラキンメリア:火星の南半球にある密集したクレーター地帯。鉄とチタンの発見に最適な場所。過去に液体の水が豊富に流れていた痕跡が見られる。キュリオシティ探査車が探査したゲイルクレーター周辺にタイルを配置すると、5Mでコロニーを設置できる
- 専用マイルストーン:PLANETOLOGIST(地球タグ2個、金星タグ2個、木星タグ2個)、ARCHITECT(都市タグ3個)、COASTGUARD(海洋に隣接するタイル3枚)、FORESTER(植物生産3)、FUNDRAISER(M生産12)
- 専用アワード:Electrician(最も多くの電力タグ)、Founder(特殊タイルに隣接する最も多くのタイル)、Mogul(M以外の全てのリソースの最も高い総生産)、Zoologist(最も多くの動物と微生物リソース)、Forecaster(条件付きカードを最も多くプレイ)
ゲームプレイへの影響
対照的な特徴を持つ2つのマップがもたらす戦略の多様性が魅力です。ユートピアマップは植物ボーナスと特殊な着陸地のメカニズムが特徴的であり、キンメリアマップは鉱物資源が豊富で水の痕跡が特徴的です。
両マップとも独自のマイルストーンとアワードが設定されており、マップごとに最適な戦略が変わるため、リプレイ性が高まります。特に、特殊な着陸地へのボーナスや、火山地域の活用など、マップ固有の特徴を活かした戦略が重要になります。
基本情報
- 価格: 約4,500円〜5,500円
- 必要な拡張: なし(基本セットのみ)
- 追加プレイ時間: なし
- 発売年: 2024年

拡張の互換性と組み合わせ
テラフォーミングマーズの拡張はすべて基本セットと組み合わせて遊ぶことができますが、いくつかの拡張は特に相性が良い組み合わせがあります。
おすすめの組み合わせ
初心者向け
- 基本セット + プレリュード:ゲームの立ち上がりが早くなり、初心者でも戦略的なプレイができるようになります。
- 基本セット + ヘラス&エリシウム:ルールの追加がほとんどなく、新鮮なマップ体験だけを楽しめます。
- 基本セット + オートマ:ソロプレイを楽しむ初心者にはより対戦感覚のあるゲーム体験が得られます。
中級者向け
- 基本セット + プレリュード + ヴィーナスネクスト:金星という新たなテラフォーミング対象が加わり戦略の幅が広がります。
- 基本セット + プレリュード + コロニーズ:外部資源の活用と交易システムにより戦略オプションが豊富になります。
- 基本セット + プレリュード + マップ拡張(ヘラス&エリシウム/アマゾニス&ヴァスティタス/ユートピア&キンメリア):新マップとプレリュードの効率化の組み合わせが戦略の深みを増します。
上級者向け
- 基本セット + プレリュード + 動乱:政治システムを導入することで、より複雑で深い戦略性を楽しめます。
- 基本セット + プレリュード + コロニーズ + ヴィーナスネクスト:複数の拡張マップと資源システムを組み合わせ、多様な戦略を追求できます。
- オールイン(全拡張):すべての拡張を入れると非常に複雑になりますが、最も豊かなゲーム体験が得られます。
特殊な互換性
- プレリュード2:他の拡張(特にヴィーナスネクスト、コロニーズ、動乱)との連携を前提としたカードが多く含まれており、これらの拡張を持っていない場合一部のカードが使用できません。
- マップ拡張:マップ拡張同士は同時に使用できませんが、他の種類の拡張とは問題なく組み合わせられます。
- オートマ:他のすべての拡張と組み合わせられるよう設計されており、ソロプレイの幅を広げます。
どの拡張から始めるべきか
テラフォーミングマーズの拡張を検討する際以下のような優先順位がおすすめです:
1. プレリュード
多くのプレイヤーから「必須拡張」と評価され、ゲーム時間を短縮しながらゲーム体験を向上させます。初心者から上級者まですべてのプレイヤーに適しています。この拡張一つだけでも、ゲームの流れが大きく改善されます。
2. ヘラス&エリシウム / ユートピア&キンメリア
マップ拡張はルールの複雑さをほとんど増すことなく、新鮮なゲーム体験を提供してくれます。定番のヘラス&エリシウムか新たなユートピア&キンメリアのどちらかから始めるとよいでしょう。
3. コロニーズ / ヴィーナスネクスト
これらの拡張は新たなゲームシステムを導入し戦略の幅を大きく広げます。コロニーズはプレイヤー間のインタラクションを増やし、ヴィーナスネクストは新たな開発フィールドを提供します。自分のプレイスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
4. オートマ
ソロプレイを主に楽しむプレイヤーには早い段階での導入をお勧めします。従来のソロモードよりも対戦感覚のあるゲーム体験が得られます。
5. プレリュード2
プレリュードに慣れた後さらにゲーム開始時の多様性を求める場合に検討すべき拡張です。特に他の拡張も持っている場合その効果を最大限に発揮します。
6. アマゾニス&ヴァスティタス
より広大なマップと長いパラメーターを求める場合に最適です。特に4〜5人での多人数プレイに向いています。
7. 動乱
最も複雑な拡張であり他の拡張に慣れてから導入することをお勧めします。政治システムの導入はゲームに大きな変化をもたらしますが、プレイ時間も延びるため上級者向けの拡張と言えます。
まとめ
テラフォーミングマーズの拡張はそれぞれが異なる特徴と魅力を持っており、プレイヤーの好みや経験レベルに応じて選択することができます。基本セットだけでも十分楽しめるゲームですが、拡張を加えることでより多様で深いプレイ体験を得ることができます。
初心者には「プレリュード」から始め、徐々に他の拡張を追加していくのがおすすめです。マップ拡張はルールの複雑さをあまり増さずにリプレイ性を高め、システム拡張(コロニーズ、ヴィーナスネクスト、動乱)は戦略の幅を広げ、ゲームに新たな深みを加えます。
各拡張は単体でも組み合わせても楽しめるため少しずつコレクションを増やしていくのも良いでしょう。自分のプレイスタイルに合った拡張を見つけて火星開拓の旅をさらに充実させてください!
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